合コンは疲れる!行きたくない!

疲れ果てた合コン

同じ社内の人間と合コンをしたときの話です・・・。

見た目だけで恋が始まるコトはないと思われる、至って普通の男性たちがやってきた。3対3の試合である。

開始早々、違和感を感じた。アブない奴が混じっている・・・!

私の目の前の男性、総会話量の9割を占めるほど一人で喋っており、放つ言葉、言葉、全てにギャグを入れるもオチがなく、見事なほど全スベりしている。

芸人がスベって客がシーン・・・となっている、見ている方が胸が苦しい場面。

あの『シーン・・・』が、全ての会話でやってくる。

これはさすがに受け止めきれない・・・どうしよう!

彼の仲間までもサジを投げた・・・

あまりにも気の毒すぎたので、突っ込みを入れて頑張ったのだが、途中でこちらがギブアップした。限界である。

実験がてら、あえて返事をせずに聞いてみた。

彼が何やら話し、ギャグを放つ。見事に全員がシーン・・・恐ろしいほどの静寂。

また彼が話す→静寂→また彼が・・・この繰り返しになってしまった。

あろうことか、彼の友人たちまでも全員無言。

お前たちは仲間だろう、助けてやらんかーい!

女性は口を閉ざしており、『つまらない』と顔に大きくかいてあった。

この空気に何故、本人が耐えられるのだろうか。私なら穴の中に入りたい。

当の彼は、気持ち良さそうに喋り続けている。何も気付いていない。

関係ない私のほうが、申し訳ない気持ちになってきてしまった。

彼はしきりに後輩(新卒君)にからみ始めた。

自分の発言がスベると後輩君にからみ、それもスベるという負のループ。

新人君はサラっと対応していた。可愛そうに、こんな先輩が社会人一発目に当たるとは。

スベり続ける彼はおかまいなしに、自分の彼女のことや(いるのが驚きだ)浮気をしたことなども、誇らしげに話し始めている。

もう暴走は止まらない。私はチラリと友人A子を見て、『これはヤバい男か?』と目で尋ねた。『かなり危険だ』目で返ってきた。

よかった、私の思い違いではない。

彼は喋り続けるのは止めずに、A子に連絡先を尋ねた。彼女は皆の前で『嫌だ!』と叫び、トイレに逃げてしまった。

これでは男の面目丸つぶれでは!?

全員の前で、こんなあからさまに拒否されるなんて・・・!

面と向かって連絡先交換を断った人間を初めて見たが、それも納得の彼の評価であった。

そんなこんなで、この会は終わった。1人3,000円のお支払いであった。

スベり男は、『アドレス教えてくれないなら、俺は払わない!』と、冗談とも本気とも呼べる

戯言をつぶやいていたが、全員でシカトした。

二次会に行こうとしつこいので、我々は駅に向かって逃げ出した。

ようやく悪夢は終わった・・・と、胸をなで下していた瞬間である。

信号待ちで、例のスベり男が急に隣に現れたのだ。

手には携帯を持っていて、赤外線通信(が主流の時代)の準備までしている。

『アドレス教えて!』とA子に言いながら・・・。もう化け物にしか見えない。

あんなに拒否されていたのに、すごい精神力だ。

信号が変わった途端、A子は無視して逃げ出した。汚いモノから避けるかのように。

とても先ほどまで、一緒に飲んでいた間柄ではない。

合コンから解放された後

その後、女たちで居酒屋に行った。

こんな男しかいないのかー!と、疲れきった我らに、『そんなストレス溜めてまで、飲み会に行かなくていいよ・・・』と、メンバーの一人が発言した。

その通りかもしれない・・・が、行かなければ出会わない・・・そして行っても出会わない。

宝くじは買わなければ当たらない。それでも活動を続けた我らであった。

今思えば、様子がおかしかったのは1人だけ。

他のメンバーに宝が眠っていたのかもしれない。

一人おかしければ連帯責任で全員ナシ!!は早計かもしれぬ。

とはいえ誰もスベる彼を助けてやらなかったのは、連帯責任であった。

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