どれほど興味がない相手でも、お見合いの1時間くらいは人間らしく振る舞おうと決意した事件

同じ会社の人とランチ・・・。なんてことない日常の中で、婚活並に疲労したことがある。

ある飲みすぎた日の翌日のこと。社内で面識のない男性2名とランチに行くことになった。

対する我らは、婚活時代・戦友であったA子と2名。待ち合わせ場所に向かう・・・。

『初めまして、●●部の三重県です』知らない男二人に挨拶した。

私の声には全く反応せず、男の1人はスタスタと歩きだした。

嫌な予感がする・・・!確実に聞こえていたはずだ。もう1人は返事はせずに、自分の話したいことをガンガンまくし立てるではないか。

嫌な予感が益々強くなる・・・!やはり、ランチ中も落ち着かなかった。

男その1は我々にまるで興味がないようで、全く喋らないし目も見ようとしない。

しかし自分が浮気をする話だけは、しっかりとした口調で語り出すではないか。無駄にメリハリが利いている。

男その2は、息つく間もなく喋り続けている。良く言えばサービス精神旺盛だが、居心地の悪いトークが続く。

打ち返すのが難しい球が、どんどん飛んでくるのだ。『お前たちを、笑わせてやろう!』という魂胆が、全ての発言に透けて見える。

ところが肝心のトークでは全く笑えず、我々は婚活で鍛えた愛想笑いでしのいだ。面白いだろう!?の押し売りは悪質である。

『俺は皆を盛り上げている!』・・・と、正義を装っている分、タチが悪かった。

笑って誤魔化したことにより、トークの自信を与えてしまったら、それはそれで彼の今後に申し訳ない。

『つまらない』を態度で教えるのも優しさなのか、表面上はうまくやるのが優しさなのか、答えが出ずに思い悩んだ。

我々はぐったり疲労・・・。A子など食欲すら失くして、殆どを食べ残した。

『自分のキャラを、見失いそうになったわ・・・。この疲労感、婚活時代に似ているわね!』

まさか職場で婚活を思い出すとは、予想外の展開である。

明らかに自分に興味がない相手に、場の空気を少しでもマシにしようと必死こいて戦うなんて・・・。

それも戦場ではなく、ただの社内ランチだ。とんだ災難である。

どんなに興味がない相手に対しても、1時間くらいは人間らしく振る舞おうと友と誓い合ったものだ・・・

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