ホラー漫画よりもずっと怖い、『東京タラレバ娘』という作品

面白いから読んでくれー!友人に勧められた漫画、『東京タラレバ娘』。 

『超・面白い~!(私とは関係ないけどっ!)』と、なると重症認定である。 

これは・・・面白すぎるっ! しかし婚活中に読んだら、即死するだろう。いやダメージを食らうことができたら、まだ軽症だ。 

リアルな30代女子の恐怖が描かれているので、心当たりがあるエピソードも多数。 中でも、個人的に背筋が凍った部分をご紹介する~。 

 10年後の自分がタイムマシンでやってきたら、今の自分になんと声をかける?というシーンだ。

 33歳の仲良し3人組に対して、未来の自分がこのように語りかけるのだ。 『あなたたちはまだ若いわ、まだまだ頑張れる』

『残念な未来でごめんね、私たち日帰りバスツアーしか楽しみないの』『東京オリンピックまでに、どうにか一生のパートナーを見つけて』 

ぎゃー!と叫ぶのは、この後である。未来の彼女たちが消える間際に放つ一言・・・。

 『お願い、私たちの未来を変えて』 ひぇっ、苦しくなってきた・・・!!読んでいるだけで倒れそうだ・・・。 

10年後をリアルに考えられる者が、どれほどいるのだろうか。 『まだ大丈夫、なんとかなる』頭のどこかで思っているはずだ。

 思い出して欲しい。ここ5年、10年。あっという間に、時間が過ぎたではないか。

 宝くじに当たるのを、待っていては危険。 今すぐにでも動かないと、どうにもならなくなるエピソードであった。 

こちらのシーンも心に響いた。 合コンに明け暮れる若い女性をバカにしながら、試合には参加せず、ベンチで見ているだけの主人公たち。 

ユニフォームは着たままで、いつでも行けると自信満々なのだ。 9回裏で打席が回ってきたので、一発逆転ホームランを打とうと思うも長年のブランクで空振り三振・・・試合終了!

 怖い、怖すぎる・・・!が、実際にこのタイプになっている者は少なくない。 人のプレーにはあれこれと意見できるが、自分は練習試合にすら出ていない。 

試合に出ないことには、己の実力もわからない。ところが感覚は、若いスタメンメンバーと同じだ。 

ベンチに座っているうちは、この漫画の恐怖はわからず、娯楽として楽しめるだろう。

 練習して試合に出ている者は、決して読んではいけない漫画である。婚活が一段落してから、心を落ち着けてから読んでほしい。

 なぜならば、リアルに描かれているとは言っても主人公たちは華やかな生活をしている。イケメンモデルと恋愛したり、表参道でネイルサロンを経営したり・・・。

 実際の読者はもっと、現実的で地味な生活をしている。 深刻度は漫画よりも、ずっと高いのだ。  

20代の頃から高い理想を掲げ続けているアラフォーの友人がいる。望むものを手に入れるために頑張るのはよいが、具体的な行動は何一つしていない。

 なんとか目が覚めないか・・・と思い、この漫画を勧めてみるも、全く響かなかった。 

『これ、面白いねー!(私には関係ないけど!)』 いかん、ベンチに座っているー!

本当に必要な人物には、この恐怖は届かないのだ。

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