諦めきれない恋は、やりきった達成感がないから

街を歩けば知り合いのホストに遭遇する、歌舞伎町を知り尽くした友人A子(アラフォー)がいる。


常にお気に入りのホストを抱えており、豪快に遊ぶ姿はまるでマハラジャ。


このままいくと50、60喜んでどころか、棺桶に入るまで遊び続けるだろう。


そんな彼女だが或る日突然、ぱたりとホスト遊びを止めてしまった。


『最後の王子3人に会えたから、気が済んだわ~!』


ずっと気になっていた超・有名人に全て出会えたので、歌舞伎町を卒業したようだ。ポケモンGOでモンスターを集めきったようなものか・・・。


ここに至るまでには小物から大物まで様々なホストから接客されたこともあり、やり切った感でいっぱいの彼女。


もう知りたいことも会いたい人もいない、骨の髄まで体験しての卒業である。


気が済む(飽きる)メーターが100だとすると、A子はものすごい速さで100を積み上げた。


このメーターはしばらく放置しておくと、どんどん減少していく性質がある。


例えば、少しずつ貯めたお金でチョコチョコ遊んでいると、次に行く頃はメーターはゼロに戻っている。


『やっぱりホスト遊びって楽しい!』と、いつでもワクワクして飽きることはない。


婚活でも同じ現象が起こる。考える暇もないほど活動しまくると、いつの間にかメーター100(結婚)に達成して卒業。


『チャラ男に遊ばれて、まだ心の傷が・・』『合コンに行ったけど、ハズレすぎて死ぬ!』『もう歳だから、ガツガツしても無駄・・!』などと謎の守りに入っているうちに、数値はグングン下降してテンションゼロに。


再び動き出すにはパワーが必要なので、ますます遠ざかる悪循環となる。


荒々しい方法だが、何かを達成したいときはとことん攻め尽くすに限る。

冒頭のA子のように気が狂ったかのごとく体験し尽くすのも1つの手。


これでもか!これでもか!と浴び続け、気が付いたら悟りの境地に達するのだ。


別の例だが、クリスピークリームドーナツにハマりすぎたB子は、毎日10個をたいらげて体重が激増!


それでも愛しすぎて止められず、行列に並んでは10個食いを続けた。・・・結果、これまた突然、飽きたのだ。


『これぐらいしないと、やめられないからねー!』ドーナツ依存を断つことを、10キロの増加と引き換えにした。


好きなものを止めるには、中途半端では抜けられないのだ。何かしら痛みを伴う。


ダメ男とわかっていても抜けられない、不倫とわかっていても抜けられない・・。どこかで関係を終わらせたくなくて、いい子な自分を演じているはず。


彼の会社や実家に突撃して大暴れする、毎日2000回くらい電話するなど、恐怖攻撃を仕掛けたら自動的に嫌われる。


どうあがいても二度と顔向けできないくらいの恥ずかしいレベルを叩き出すのがポイントだ。(人としてはイカンが・・・)

『別れたい、関係を終わらせたい』恋に限らず、依存から脱したいと言う者が口だけのなのか本気なのかは、無茶ぶりがどこまでできるかにかかってくる。


続いているということは、まだまだ本気で手を引きたい訳ではないのだ。

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