夢見る中年、現実的な若者

所さんのダーツの旅にて、すごい子供を見かけた。聡明そうな顔をした、小学六年生の女の子である。

好きなタイプは?と聞かれた時、こう答えた。『礼儀正しい人がいいです。好きなだけで世の中渡って行けるほど、甘くはないでしょう』スタジオがどよめく。12歳のセリフではない。私の友人など、40歳だがタイプがイケメンや大富豪である。

将来の夢は?と聞かれた時、こう答えた。『両親が教員なので、私も教員になりたいです』驚くことに、どこの中学を出て、どこの高校、大学・・・更には老後のプランまで決まっていたのだ。私など、12歳の頃など漫画家になりたかった・・・。老後のプランどころか、明日のことも考えていない。

結婚相手はどんな人がいい?の質問には対しては、こう言い切った。『一級建築士がいいです!』またまたスタジオがどよめく。・・・一級建築士!まだ言うが12歳である。やはり小学生の頃、一級建築士という単語すら知らなかった。

一体この子は、どういう大人になるのだろう。末恐ろしい落ち着きである。私は一つの仮説を立てた。この子の母親は、婚活で苦しんだのではないか。娘には同じ苦労をさせたくない・・・との一心で、子供の頃から英才教育(恋愛&結婚)をした可能性が。

12歳ということは、親もまだ若い。下手すりゃアラサーかもしれぬ。私の親世代のように、誰もが当たり前のように結婚する時代とは違う。実際、婚活は大変だ!なんて教育は受けてこなかった。

『結婚しなさい!』『早く孫が見たい!』結婚が難しいことも知らないので、全く悪気もない彼ら。今どきの子供や若者がしっかりとしているのは、若い親による、現実を吹き込む教育方針なのではないか。

かくして夢見がちなアラフォーに対して、やたらと現実的な子供達のできあがりである。夢がないと言ったら、夢がないが・・・。

子どもらしい夢『ケーキ屋さんになりたい』は絶滅。大人になると、夢と現実の調整が難しくなる。せめて子どものうちは可愛い夢を見てくれい。

 

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