理想が高い女たちの苦悩

電撃婚をした知人がいる。彼女は人一倍、いや十倍、男性に厳しい女だ。

例えば、デートにて・・・。ビールの後に、ワインを飲む。そのあと再びビールを飲み出したら、その男性は失格。ワインへ行くならば、片道切符。他の飲み物に変えるのは、人道に反するそうな。

ルールを外れた瞬間、即・ダメ烙印を押す。スパルタにも程があるぞ。

『俺、ビールをチェイサー代わりに飲むんだ!』泥酔しながら酒豪自慢していた男性を思い出した。ワインどころか、何が何だかめちゃくちゃな飲み方であった。彼など秒殺で葬られるであろう・・・。

・・・さて、話を戻そう。そんな厳しい目線を持つ彼女の、電撃婚の秘訣とは何ぞや?それは、『ジャッジをしないこと』であった。字のごとくなのだが、言うは簡単、するは難しである。

減点法を得意としてきた彼女が、キッパリと男への裁きをやめた。他者に厳しい彼女は、己を律することもできた。相当、強い意志が働いたに違いない。このタイプはダイエットや禁煙も、難なく結果を出せるのであろう。

ちょっとしたことで、『こいつ、ナシ!』と切り捨ててきた男性、数知れず。いや、切り捨てたという意識すらなく、無意識に闇に消した者ばかり。そんな彼女が、あっと言う間に結婚した。(確か3ヶ月くらい?)天の裁きを止め、人間の心を取り戻したら早かった。

この話をこれまた厳しいジャッジを下す、友人A子(アラフォー)にしてみた。彼女は男性がデートで選ぶ店から、裁きが始まる。少しでも気に入らない店だと、シャッターを下ろす。例え、奢りでもだ。

歳を重ねる度に、男への条件が増えるのが女・・・。20代の若い女子ほど、お店を気にしないものだ。

婚約中のB子(アラサー)は、『屋根裏みたいな居酒屋で、ハシゴを登ったわ!』彼が上着を貸すと言ったのに、『別に誰も見てないよー』と、スカートのまま登った。その逞しい姿に、彼も惚れたようだ。『この子となら、やっていける・・・!』と。

裁きは控えめにした方が、思わぬところで己の得点も上がるようだ。人間は、人間らしくがお得。

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